恒星と恒星の間に存在するごく希薄な物質のこと。
星をつくる材料となるガスと固体のちり粒子(宇宙塵)からなる。
ガスの化学組成(重量比)は水素73%、ヘリウム25%と、
二つが圧倒的に多い。その他の元素としては酸素、
炭素、窒素、ネオン、マグネシウム、ケイ素、硫黄、鉄などが存在する。
水素とへリウム以外の元素を、「重い元素」とか「重元素」とよんでいる。
星問物質の典型的な密度は、1立方センチあたり水素原子1個程度と、
かぎりなく真空に近い。地球上の実験室でつくられる真空は、
これよりも密度が高い。しかし銀河系全体の星間物質の質量は、
恒星の総質量の約10%を占めるほどである。
銀河系内の星間物質の温度と密度は、きわめて広い範囲にわたっている。
星が生まれる直前の「分子雲コア」(高密度なガス塊)は、
温度10〜30Kで、密度は1立方センチあたり水素原子が1万個以上ある。
一方、1立方メートルあたり1原子と低密度で、1億Kという高温の領域もある。
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