宇宙の晴れ上がり

宇宙の中で光が自由に飛ぴまわれるようになり、
遠くまで見通せるようになったときのことをいう。
宇宙誕生の約30万年後に晴れ上がった。
宇宙の物質は、誕生後の3分間でつくられた。
現在の物魔のもととなったクォークとレプトンが生まれ、
次いでクォークが3個集まって陽子や中性子ができた。
さらに陽子と中性子が結合して重水素やへリウムの原子核が
つくられた。この時期の宇宙では、光は電子に散乱されて
直進できず、宇宙は不透明であった。
この状態は宇宙誕生の約30万年後までつづいた。
宇宙の温度が3000Kに下がると、電子は原子核にとらえられ、
原子がつくられるようになった。その結果、光が自由に
飛べるようになったのである。この瞬間に存在した放射は、
しだいに波長かのび、温度3Kの黒体放射として今も宇宙を満たしている。
これが「宇宙背景放射」である。
晴れ上がった宇宙では、星や銀河銀河団といった現在みられる天体が
つくられていったと考えられる。

[宇宙なんでも大百科100 > 宇宙の誕生と未来]


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Last-modified: 2004-06-17 (木) 19:17:18 (2063d)